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ファイザー、オミクロン重症化7割防ぐ効果

2021年12月14日 22:35

ファイザーの新型コロナウイルスワクチンが、オミクロン株に対して重症化を70%防ぐ効果があるなどとする大規模な研究結果が14日に公表されました。

研究は南アフリカ最大の保険会社「ディスカバリー・ヘルス」などが行ったもので、先月から今月にかけて、オミクロン株に感染したおよそ7万8000件のサンプルを分析したということです。

その結果、ファイザーのワクチンを2回接種している場合、未接種の場合と比べて、重症化を70%、感染を33%防ぐ効果が認められました。

いずれもデルタ株に対する効果よりは弱まりますが、ディスカバリー社は「(オミクロン株に対する)非常に優れた防御力と言える」と評価しています。

また、イギリス・インペリアル・カレッジ・ロンドンのオープンショー教授も、BBCの取材に対し、「かなり良好な予防効果が得られることがわかった」とコメントしています。

オミクロン株に対するワクチンの有効性をめぐり、感染者のサンプルを用いた大規模な研究結果が公表されたのは初めてのことです。