トヨタ自動車は２０３０年までに電気自動車の販売で年間３５０万台を目指すと発表しました。

トヨタは２０３０年までに全世界で３０車種の電気自動車を発売し、年間で３５０万台の販売を目指すと発表しました。電気自動車向けにバッテリーの開発費２兆円を含む、４兆円を投資していきます。

日本市場向けには、買い物や通勤などの短距離の利用を意識し、電池の搭載量の少ないコンパクトな電気自動車を数年以内に発売します。

豊田章男社長は、カーボンニュートラルを目指しながらも、ユーザーの選択肢を絞るのではなく、それぞれの地域や市場にあった環境に優しいクルマを提供していくと強調しました。

豊田社長「エネルギー事情ができていない、充電設備ができていないところに（電気自動車に選択肢を絞り）大変ご不便を供する状況に陥ることは我々としては避けていきたい」

電気自動車の普及で課題となっているのが充電スポットの不足です。都内にあるショッピングモール「イオンモールむさし村山」には現在１９台分の充電スポットがありますが、それでもまだ足りていないといいます。

イオンモールむさし村山・寺川守ＧＭ「週末ですと若干お待ちいただくことが発生しています」

こういった充電スポット不足を解消するため、トヨタは今後、全ての販売店に他のメーカーでも利用できる急速充電スポットを設置する方針です。