親を亡くした学生らを支援するための「あしなが学生募金」が２年ぶりに行われました。

「あしなが学生募金」は親を亡くした学生らを支援する「あしなが育英会」の大学奨学生が中心となって毎年２回、全国で行われてきましたが、新型コロナウイルスの影響で、２０１９年１０月を最後に実施されていませんでした。

あしなが育英会が会の奨学金を受けている高校生の保護者３９９４人を調査したところ、およそ２割がコロナ禍で離職・転職するなど、困窮が進んでいる実態がわかり、実施を決めたということです。

あしなが学生募金学生代表・堀川琉事務局長「（コロナ禍で両親などを思い）自分の人生を選択できなかった遺児学生が１人でもいるかもしれません。私たちは遺児の進学を支えることだけではなく、保護者のその思いも一緒に支えていきたいのです」

募金は、１２日も大阪など全国１０都市１２会場で行われる予定です。