芥川賞作家の羽田圭介さん（３６）が９日、都内で『三十代の初体験』の刊行記念トーク＆サイン会を行いました。

この本は、人生でやるべきことを分別し、習慣が凝り固まっていく３０代という微妙な年齢に危機感を抱いた羽田さんが、４年間かけて挑んだ数々の“初体験”を紹介するルポエッセーです。羽田さんが初体験したのは、女装、サバ漁、ミュージカル出演、猫レンタルなど多岐にわたりました。


■英会話のレッスンへ行くも…「全然ダメ」

トーク会では、集まったファンに最新の初体験エピソードを披露した羽田さん。「ようやくこの前、重い腰をあげて英会話の体験レッスンに行きました。２０分くらいマンツーマンでネイティブのイギリス人の先生としゃべったんですよ。大学受験してないんで全然ダメで、中２・中３くらいの拙い英語ながらも、がんばったんです。そうすると、話せないなりにも普段全然使わない脳の部位を使うような気持ちよさがあったんです」と明かしました。

「このエッセーを読んでいただくと、まず小さいことからやってみて、そこから何かをこなしていくサイクルに入ってもらえるのかな。そのきっかけになればいいなくらいに思ってます」と語りました。


画像：（左）羽田さんの女装姿、（右）イベントに登場した羽田さん
（Ｃ）ＳＨＵＦＵ　ＴＯ　ＳＥＩＫＡＴＳＵＳＨＡ