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巨人女子チームに史上初女子甲子園V島野ら

2021年12月9日 0:18
巨人女子チームに史上初女子甲子園V島野ら

プロ野球・巨人は8日、女子硬式野球チーム創設に向け4選手の内定を発表。初代メンバーに今年8月に甲子園で史上初めて行われた女子高校野球決勝戦で優勝投手に輝いた島野愛友利選手のほか、大学NO.1捕手の金満梨々那選手、「愛知のドクターK」吉安清選手、大学選手権優勝チームの4番打者・山下陽夏選手の4名が選ばれました。

4選手のプロフィールと今後の活動スケジュールは下記の通りです。

■島野愛友利(しまの・あゆり)/投手・内野手/右投左打/背番号89

経歴:西ファイターズ~大淀ボーイズ~神戸弘陵学園高等学校

実績:2018年、大淀ボーイズでジャイアンツカップ優勝。エースとして活躍し、決勝戦では東京ドームで女性初の胴上げ投手。2021年8月、神戸弘陵高校で全国高等学校女子硬式野球選手権大会に優勝。史上初めて甲子園で行われた女子高校野球の舞台で胴上げ投手。

特徴:しなやかなフォームから繰り出される最速123キロの直球に、ブレーキの利いたカーブとチェンジアップを織り交ぜた精度の高いピッチングが特徴。打撃でもクリーンアップを打つなど、攻守にわたってセンスあふれる選手。

■金満梨々那(かねみつ・りりな)/捕手/右投右打/背番号21

経歴:葉山巨人軍~オール京急~開志学園高等学校~平成国際大学

実績:2017年、第1回BFA女子野球アジアカップに侍ジャパン女子代表(U18マドンナジャパン)として出場。捕手として最優秀守備選手に選出。2021年、平成国際大学で第11回全国大学女子硬式野球選手権大会準優勝。

特徴:強肩・強打に加え、素早いフットワークと正確なキャッチングが武器の大学No.1捕手。大学では4番・捕手・キャプテンとまさに大黒柱の存在で、今年9月の大学選手権ではチームを準優勝に導いた。そのキャプテンシーにも期待がかかる選手。

■吉安清(よしやす・せい)/投手/右投左打/背番号18

経歴:平田今尾クラブ~大垣ボーイズ~至学館高等学校

特徴:最速127キロの直球に、落差のある縦のカーブで三振をとりにいく投球スタイル。その奪三振の多さにネット上でも「愛知のドクターK」として話題に。高校No.1投手として、スケールの大きい選手への成長を期待。

■山下陽夏(やました・はるか)/外野手/右投左打/背番号7

経歴:八王子リトルリーグ~内出中学校(ソフトボール)~蒲田女子高等学校~大阪体育大学

実績:2021年、大阪体育大学で第11回全国大学女子硬式野球選手権大会優勝。

特徴:大学選手権優勝チームの4番打者。長打力が最大の長所で、力強いスイングから放たれる打球は、両翼95mの大学練習場では柵越えも。右翼手としては素早いチャージと正確な送球で「ライトゴロ」を成立させるなど守備力も高い選手。

■今後のスケジュール(想定)

●2022年2月
2022年春季キャンプへの参加、野球教室の開催@宮崎・沖縄

●2022年4~9月
トライアウト等チーム編成、大会後援等の女子野球支援活動、野球教室等

●2022年9~10月
合格者での合同練習会、チーム始動に向けた準備

●2022年11月
ジャイアンツファンフェスタ=女子チーム入団選手発表

●2023年~
ジャイアンツ女子チーム始動「全日本女子硬式野球クラブ連盟」及び「関東女子硬式野球連盟」に所属
ヴィーナスリーグ(関東女子硬式野球連盟主催、巨人軍など後援)に参加
各種大会参加、関東圏チームとの練習試合、NPB保有女子チームとの対戦等

※左から島野愛友利選手、金満梨々那選手、吉安清選手、山下陽夏選手