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中国「強い不満と断固とした反対」表明

2021年12月8日 17:07

オーストラリアが来年2月の北京オリンピックについて、アメリカに続き、政府関係者を派遣しない「外交的ボイコット」をすると明らかにしました。

モリソン首相は8日、記者団に対し、中国の新疆ウイグル自治区での人権侵害などを理由に、北京オリンピックに政府関係者を派遣しないことを明らかにしました。選手については予定通り派遣するということです。

モリソン首相は、最近、中国との関係が悪化していることから、外交的ボイコットをすることは「驚くことではない」と述べました。そのうえで、「ボイコットは、オーストラリアの国益にかなうもので、正しいことだ」としています。

一方、中国外務省の報道官は会見で、「オーストラリアは少数の国に疑いもせずに従っている」と批判した上で、「強い不満と断固とした反対」を表明しました。