ロシアの首都モスクワで７日、マスクを着用するよう求められた男が銃を発砲し、２人が死亡しました。

ＡＰ通信によりますと、モスクワの行政サービスセンターで７日、男が警備員にマスクの着用を求められて口論になり、銃を取り出して発砲したということです。この発砲で、２人が死亡したほか、１０歳の女の子を含む４人がけがをしました。

男は、モスクワ市内に住む４５歳の元軍人だということで、捜査当局が殺人などの疑いで男の身柄を拘束し、詳しく調べています。

ロシアでは、新型コロナウイルスの新規感染者が３万人を超えるなど感染が拡大していて、モスクワでは公共交通機関などでマスクの着用が求められています。