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FAせず残留の梅野「阪神で優勝したい」

2021年12月7日 21:34
FAせず残留の梅野「阪神で優勝したい」

FA権を行使せず阪神に残留した梅野隆太郎捕手(30)が7日、契約更改交渉に臨み、5000万円アップの、推定1億6000万円で、自身初の複数年となる3年契約を結びました。

「今までは1年1年という積み重ねでしたが、そういう積み重ねが複数年という形で評価していただき、うれしく思っています」と、晴れやかな表情で語った梅野選手。

今シーズンは130試合に出場し、得点圏打率はリーグ2位の3割2分1厘と勝負強さを発揮。東京五輪日本代表としても金メダル獲得に貢献しました。

今年5月に国内フリーエージェント(FA)権を獲得し、去就が注目されていましたが「率直にこの阪神タイガースで優勝したい。最高の仲間、後輩、先輩、スタッフとともに、そしてファンとともに、優勝という頂にたてるよう、みんなで勝ち取りたいと決断しました」と、残留を決意。

球団からも「梅野なくして優勝はない」と声をかけられ、「自分自身も意気に感じて来シーズンもプレーしたい」と気を引き締めました。

今シーズンはゲーム差「0」でリーグ優勝を逃した阪神。梅野選手は「(その差は)数字だけで言えば小さいと感じるかもしれないですが、目の前の優勝を逃すということは大きな壁でもある。自分たちのやるべき野球を1試合でも2試合でもやり、(ヤクルトとの差を)大きかったと感じて、来季も優勝目指してやっていきたい」と、決意を語りました。