自民党は、財政健全化について議論する新たな会議を立ち上げました。岸田総理大臣も出席し、財政健全化を重視する姿勢を強調しました。

岸田首相「財政健全化について考えていく、こうした姿勢は政治にとって大変、大きな責任でありますし、責任政党であります、自民党にとっても大切な使命だと考えています」

７日の初会合には、岸田総理のほか麻生副総裁らが出席しました。この中で岸田総理は、「経済あっての財政で順番を間違えてはならないが、足元の経済対策を行うことと中長期的に財政健全化を考えることは矛盾しない」と述べました。

自民党内では、先週、安倍元総理や高市政調会長らが参加して積極的な財政出動を検討する別の会議が立ち上がっていて、７日の会議にはこうした動きを牽制する狙いもあるとみられます。