アメリカ軍普天間基地の移設先である名護市辺野古で行われている埋め立て工事をめぐり、防衛省は、沖縄県に申請した設計の変更が不承認とされたことを受け、不承認の取り消しを求める審査請求を行いました。

アメリカ軍普天間基地は、名護市辺野古に移設される計画で、周辺の海では埋め立て工事が行われています。この海域で、軟弱な地盤が見つかったため、防衛省は、去年４月、地盤改良の実施など、工事内容の変更を沖縄県に申請していました。しかし、沖縄県は、先月２５日、自然環境の保全対策が不十分なことなどを理由に、変更を不承認としていました。

これを受け、防衛省は、７日、対抗措置として、埋め立てを所管する、国土交通大臣に対し、不承認の取り消しを求める、審査請求を行いました。