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仏大統領選候補ゼムール氏 集会で襲われる

2021年12月6日 15:32

来年春のフランス大統領選挙に出馬を表明している極右政治評論家、エリック・ゼムール氏が集会中に突然男に殴りかかられ軽傷を負いました。また、ゼムール氏に抗議する人々と支持者らの間で乱闘が起き、現場は混乱に包まれました。

5日、パリ郊外で行われた自らの支持者集会に姿を現したゼムール氏。すると、突然、男がゼムール氏の首をつかみ飛びかかります。

ロイター通信によりますと、男はすぐに取り押さえられ、その後、警察に拘束されたということです。ゼムール氏はそのまま演説を行いましたが、地元メディアは、ゼムール氏が全治9日間のけがをしたと伝えています。

また、集会では人種差別に反対する活動家らがゼムール氏に抗議の声をあげていて、ゼムール氏の支持者らと乱闘になり、イスを投げ合うひと幕もありました。反イスラムや反移民政策を掲げるゼムール氏の主張には、フランス国内でも波紋が広がっています。