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保冷剤を回収しリユース無印の狙いとは?!

2021年12月6日 20:42
保冷剤を回収しリユース無印の狙いとは?!

生活雑貨チェーン大手の「無印良品」が、保冷剤を回収しリユースする取り組みを始め、その動きはSDGsへの取り組みの一環として、注目されています。無印良品は、なぜ保冷剤を回収することにしたのでしょうか。

■保冷剤を回収しリユース

東京・江東区にある無印良品の店舗を訪れると、お店の一角に「保冷剤を回収しています」と書かれたPOPと専用のボックスが設置されています。

生活雑貨チェーン大手の無印良品は、今年9月から家庭などで不要となった保冷剤を回収しリユースする取り組みを始めました。

■回収対象は「ソフトタイプ」

回収対象となるのは「ソフトタイプ」の保冷剤。汚れや臭いがなく破損していないものであれば、無印良品のものだけではなく、どこのものでも回収して、店舗で殺菌・洗浄してリユースしているということです。

ただ、ソフトタイプでも不織布で覆われているものは洗浄しても安全性の担保が難しく、洗浄の際に破損しやすいことから、今回の回収の対象外です。

無印良品によりますと、9月からの2か月あまりで、すでに2万個以上を回収し再利用されているということです。

取材時に冷凍食品を購入し保冷剤を受け取っていた女性は、「家に置いておいてもどんどん溜まるだけで最終的に捨てることしかできないので、再利用してくれるなら役にたっていいな」と話していました。

■保冷剤は何ゴミで捨てる?

確かに家に持ち帰っても、使い道に困って溜まってしまう保冷剤。捨てる時に燃えるゴミなのか、燃えないゴミなのか分からない人が多いようです。そもそも、保冷剤が何で作られているのか、ご存じでしょうか。

国内の保冷剤メーカーで構成する日本保冷剤工業会によりますと、保冷剤の中身は、ほとんどが水で、おむつなどに使われる高吸水性ポリマーを少量入れて作られているそうです。簡単に言えばプラスチック素材と水でできていて、水分が多く燃焼炉の温度を下げるとの理由で、自治体によっては、埋め立てゴミであるという判断をしているところもあり、捨てる際には自治体などに確認が必要なのです。

■「コロナ禍で保冷剤の配布が増加、保冷剤ゴミを減らしたい」

無印良品は、なぜ保冷剤を回収しリユースする取り組みを始めたのでしょうか?運営する良品計画に聞きました。

無印良品を運営する良品計画
「コロナ禍で在宅時間が長くなることに比例して、調理時短に役立つ冷凍食品の売り上げが上がったことにより、保冷剤を配布する量も必然と増えていく状況でした。持ち帰った保冷剤はどう処理すれば良いか困るものです。考えても特に使い道はなく、冷凍庫に収まらないものは最終的にはゴミとして捨てることになります。何とかして保冷剤のゴミを減らすことはできないかと考えた結果、保冷剤の再利用サービスが生まれました」

取り組み開始時の9月は126店舗での実施でしたが、11月末時点で全国の393店舗に増え、今後も店舗を増やし、取り組みを続けたいとしています。