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米大統領「パニックになる必要はない」

2021年11月30日 4:12

アメリカのバイデン大統領は、オミクロン株について、懸念すべきだが、「パニックになる必要はない」と述べ、国民に冷静な対応を求めました。

バイデン大統領「オミクロン株は懸念すべきものだが、パニックになる必要はない。我々には世界最高のワクチン、医療、科学がある」

29日、国民向けの演説を行ったバイデン大統領は、オミクロン株のアメリカへの流入について、「遅らせることはできても、防ぐことはできない」と強い警戒感を示しつつも、「科学と知識に基づいて、この変異株と闘う」と述べ、冷静な対応を求めました。

オミクロン株に対応した新たなワクチンや追加の接種が必要になれば、「あらゆる手段を使って開発を加速させる」とする一方、29日からアフリカ南部8か国を対象に実施した入国制限をさらに拡大するか問われると、「現時点では想定していない」と述べました。

バイデン大統領はその上で、屋内や公共の場所でのマスクの着用や、ワクチンの追加接種を重ねて呼びかけました。