「オミクロン株」拡大への懸念が強まる中、アメリカでは２８日、感謝祭の休暇に伴う人の移動がピークを迎えましたが、空港には、急きょ旅行を取りやめた人の姿もありました。

南アフリカなど８か国からの入国制限の開始を翌日に控え、ニューヨーク郊外の空港は２８日、マスクをした多くの旅行客らで混雑しました。アメリカでは、まだオミクロン株の感染者は確認されてはいませんが、感染拡大の懸念から旅行をキャンセルした人もいました。

フライトをキャンセルした人「オミクロン株のニュースを聞いて、空港に着いた時点で旅行をキャンセルした。ヨーロッパで立ち往生したくないので」

――カナダでも２人感染したが？

カナダ在住のアメリカ人「ヨーロッパだけの話と思ってたが、他人事ではないですね。感染は拡大すると思う」

ニューヨーク州の知事は、オミクロン株への警戒感を示し、病床の確保などに向けた非常事態宣言を出しています。