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オミクロン株 バイデン氏「重大な懸念」

2021年11月28日 11:49

新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」の懸念が世界的に強まる中、新たにイギリス、ドイツ、イタリアでも感染者が確認されました。

オミクロン株をめぐっては、これまでに南アフリカ、ボツワナ、香港、ベルギー、イスラエルで見つかっていますが、27日、新たにイギリス、ドイツ、イタリアの保健当局などは、アフリカ南部からの渡航者がオミクロン株に感染していることがわかったと発表しました。

また、オランダでは南アフリカから帰国した61人が検査で陽性反応を示し、オミクロン株に感染しているかどうか確認を急いでいるということです。

各国で水際対策を強化する動きが広がり、アメリカでは、南アフリカを含む8か国からの外国人の入国を制限する措置を発表しました。バイデン大統領は「急速に拡大しているとみえ、重大な懸念だ」と述べています。

こうした中、ロイター通信によりますと、アメリカの製薬大手ファイザーとワクチンを共同で製造するドイツのビオンテック社は、従来のワクチンがオミクロン株に有効であるかどうかのデータを2週間で得られる見込みで、必要であれば新たなワクチンを生産し100日以内に出荷できるとの見通しを示しました。