×

五輪代表・新谷仁美が快走 積水化学初優勝

2021年11月28日 22:13
五輪代表・新谷仁美が快走 積水化学初優勝

◇第41回全日本実業団対抗女子駅伝競走大会(クイーンズ駅伝)(28日、宮城・松島町~仙台市、6区間・42.195km)

創部25年目の積水化学が大会新記録の2時間13分3秒で初優勝しました。

1区(7.6km)は9位でタスキを渡した積水化学でしたが、2区(3.3km)では東京五輪1500m代表の卜部蘭選手が4人抜きし、区間新記録10分7秒の快走で5位に順位を上げます。

そして3区(10.9km)では、地元・宮城県出身の佐藤早也伽選手が2位に34秒差をつける走りで、順位をトップに上げます。

4区(3.6km)も1位でタスキをつなぐと、5区(10.0km)は東京五輪10000メートル代表、チームのエース・新谷仁美選手が最初から飛ばします。後半の下り坂で苦しそうな表情も見せますが、区間2位の走りでトップのままタスキは最終6区へ。

そして最終6区(6.795km)は地元・宮城県出身、2年目の木村梨七選手がトップのままフィニッシュテープを切り、積水化学が大会新記録の2時間13分3秒で初優勝しました。

大会終了後、卜部選手は「チームの優勝のために少しでも勢いをつけられるようにという想いが区間新記録につながって嬉しいです。個人の五輪出場で色々な方々に応援していただいたので、今回の駅伝で恩返しできるようにと思って走ろうと思っていたので、チーム一丸となって優勝できてとても嬉しいです」とコメント。

そして新谷選手は「すごく嬉しいです。念願の優勝、駅伝で優勝に勝るものはないので、それをつかむことができて、そしてこのメンバーで積水化学の強さを全国に見せつけられたのが非常に嬉しいです」と喜びを語りました。

写真:長田洋平/アフロスポーツ