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稲見萌寧が初の賞金女王「やっと終わった」

2021年11月28日 20:14
稲見萌寧が初の賞金女王「やっと終わった」

◇国内女子ゴルフ・JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ(28日、宮崎CC)、賞金総額1億2000万円、優勝賞金3000万円

2020年から始まった今シーズンの国内女子ゴルフツアーが全日程終了。およそ2年にわたって繰り広げられた賞金女王争いは、今シーズン9勝をあげ、東京五輪で銀メダルを獲得した稲見萌寧選手が賞金女王の座を勝ち取りました。

新型コロナウイルス感染拡大の影響で2020年の6月から始まった「2020ー21シーズン」、52試合にわたって行われた長い戦いが28日に幕を閉じました。

注目の「賞金女王争い」は最終戦を前に、賞金ランキング1位の稲見選手と2位の古江彩佳選手の2人に絞られていました。

最終日を終え、大会前に賞金ランキング1位だった稲見選手は9位タイ、逆転での賞金女王を狙う古江選手は3位タイで終わり、稲見選手が自身初の“賞金女王”となりました。

その差は約845万円。惜しくも賞金女王を逃した2位の古江選手、普段は緊張しないと言いますが「どこかでプレッシャーはあったのかな、でも後悔はない」と振り返りました。

一方、初の賞金女王となった稲見選手は「うれしい。やっと終わった。今夜は少しだけ“はめ”を外します。晩ご飯いっぱい食べる。(宮崎で)2軒はしごします!締めはうどんかな」と笑顔を見せました。

稲見選手は、来シーズンから3年間の国内ツアーのシード権を獲得。

長い戦いが終わった二人は最後に、晴れやかな笑顔でお互いの健闘をたたえ合いました。

◇リコーカップ 成績
優勝    三ヶ島 かな -11
2位    小祝 さくら -7
3位タイ  申 ジエ   -6
3位タイ  古江 彩佳  -6

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9位タイ  稲見 萌寧   0


◇シーズン獲得賞金額
1位 稲見 萌寧 2億5519万2049円
2位 古江 彩佳 2億4674万3575円


※写真:稲見萌寧選手(左)古江彩佳選手(右)