国産の温州ミカンのベトナムに向けての輸出が解禁され、日本一の収穫量を誇る和歌山県のミカンが出発しました。

出発式は、和歌山県有田川町にあるＪＡの施設で行われ、和歌山県の仁坂知事や、駐日ベトナム大使らが出席しました。

ベトナムはこれまで、害虫の「ミカンバエ」が入り込むのを防ぐため、日本産の温州ミカンの輸入を禁じていました。これに対し、和歌山県は「ミカンバエ」が発生していないなどの基準を満たし、日本から初めて、輸出を認められました。

ＪＡありだ・上田浩晶部長「ベトナムの皆さんに喜んでもらえるのが第一だと思っている。来年以降、出荷量が増えるように願っている」

今シーズンは約２トンの輸出を予定していて、ベトナム最大の都市・ホーチミンの高級スーパーマーケットなどで販売されるということです。