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「現在の低水準維持が重要」~専門家会議

2021年11月26日 0:14
「現在の低水準維持が重要」~専門家会議

新型コロナウイルスの感染状況などを分析する厚生労働省の専門家会議は、現在の低い水準を維持することが重要だと強調しました。

専門家は、新規感染者について、「昨年の夏以降で最も低い水準が続いている」とした上で、重症者数や死亡者数も減少が続いているとの分析結果を示しました。ただ、クラスターなどで一時的な上昇がみられる地域もあると指摘し、継続的な増加傾向がないか注視するとしています。

また、ワクチンの効果について、イスラエルやイギリスでは、2回目接種の200日後、感染予防効果は下がるものの、重症化を防ぐ効果は90%近く保たれるというデータが示されました。

脇田座長は、3回目接種の時期について、「(接種から)6か月が過ぎたら一斉に効果がなくなるわけではない」「社会全体で流行を抑えて、8か月の順番がきた人から粛々と打てるよう進めるのが大切だ」との見解を示しました。