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EUの専門機関“追加接種を検討すべき”

2021年11月25日 8:27

新型コロナウイルスの感染拡大を受け、EU(=ヨーロッパ連合)の専門機関は、18歳以上を対象に、ワクチンの追加接種を検討すべきだとの見解を示しました。

EUの専門機関、ECDC(=ヨーロッパ疾病予防管理センター)は24日、18歳以上を対象に、ワクチンの追加接種を検討し、中でも40歳以上を優先すべきだとの見解を示しました。

ECDCはこれまで追加接種について、緊急の必要性はないとの立場をとっていましたが、ヨーロッパで感染が急拡大していることを受け、方針転換した形です。

ECDCは、EU内でワクチン接種を完了している人は、人口の70%以下にとどまっていて、早急に接種率を上げるべきだとしています。

一方、WHO(=世界保健機関)は24日、ワクチンを接種したことで、誤った安心感が広がっていると指摘し、接種した人もマスク着用などの感染対策を続けるよう呼びかけました。