プロ野球・巨人は２５日、ジャイアンツ球場で若手中心で行われていた秋季練習を打ち上げました。

阿部慎之助作戦兼ディフェンスチーフコーチは「若い選手が出てこないと」と投手に奮起を求め、「まず意識改革をできたら」と精神面の向上をポイントにあげました。

若手投手陣の投球に対し「見ていて、なんかおっかなびっくり投げているな」と話した上で、「メンタルも大事。技術以上のものを出そうっていうのは無理。だからそこは何でカバーするかって言ったら、練習量をやってきた自信であったり、厳しい練習に耐えた自信であったりそういうのをつけさせるしかない」と練習の重要性を力説しました。

また２４日、日本シリーズでセ・リーグ史上最年長勝利投手となった４１歳のヤクルト・石川雅規投手を引き合いに出し、「石川をちょっと見たんだけど、そこでピッチャーも何か考えてほしいな。１２７、８キロの真っすぐで抑えられる。そこを考えて、探究心を持ってほしい」と、投球術などについて自ら考えることを促しました。

さらに、選手の起用について「チャレンジさせてもらう機会を頂く。どんどんチャレンジさせて（チャンスを）つかんでしまう選手もいるかもしれない。そういう機会を僕らがどんどん監督に言えればいいかなと思います」と原監督に提案していく考えを明かしました。