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【由伸解説】日本S第4戦MVPは石川雅規

2021年11月25日 11:30
【由伸解説】日本S第4戦MVPは石川雅規

野球解説者の高橋由伸さんが、24日、日本テレビ「news zero」に生出演し、日本シリーズ第4戦のMVPに石川雅規投手をあげました。

日本シリーズ第4戦はヤクルトが連勝で3勝1敗に。日本一に王手をかけました。

連夜、好ゲームを繰り広げている両チーム。第4戦のポイントの1つとして、高橋さんがあげたのが福田周平選手の走塁でした。

6回2アウト1塁の場面、1点を追うオリックス。宗佑磨選手のライトへのヒットをサンタナ選手がファンブルする間に1塁走者だった福田選手が3塁を回り、同点のホームイン。

「(2アウトで)スタートをきっているから、サードまでは進める場面ですけど、もう1つ先の塁を盗もうという、走塁の基本を徹底したことで、ホームにかえれた。こういう1つ1つに集中したプレーが、このシリーズの好ゲームを生んでいる」

そして、第4戦のMVPには、ヤクルト先発の石川雅規投手を挙げました。

「特に両サイド低めの制球力がよかった。私も現役時代に苦手としていた投手で、球種は7種類くらいあるけど、すべてに強弱をつけて投げるので、倍の14種類くらいに感じる」

さらに、パ・リーグにはいないタイプのピッチャーだと解説。

「パワーピッチャーが多いパ・リーグにはいない、“かわす”タイプの投球なので、オリックスの打者陣は、狙い球をしぼれずにタイミングをずっと外されたままでした。とらえた打球が(野手の)正面にいったり、フェンス際で失速したりと、ヒットにならずに最後まで調子を取り戻せなかった」

王手をかけられたオリックスの第5戦先発投手について、試合後に中嶋聡監督が、「(先発は)ヤマ」と言ったことにもふれて、「私は“中4日”になるけど、山本由伸投手だと思います」とコメント。

今季8勝を挙げた山崎福也投手が予想される中「打線がなかなか打てない中で、エースで勝って流れを変えるしかない」と語りました。