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紙もオンラインも…名刺の新しい形は?

2021年11月25日 1:04
紙もオンラインも…名刺の新しい形は?

24日、自宅でオンライン商談をしていた男性。画面に写真やテロップを入れたものを出して、自己紹介をしていました。オンライン商談が増える中、客とコミュニケーションをとるため新たに始めた工夫だといいます。一方で、減ったものも──。

生命保険会社に勤務する中林雅裕さん(31)
「名刺は発注する回数は、まだまだ(コロナ)前の半分ぐらい」

男性が勤める会社では、オンライン商談が定着したことなどで、名刺の発注数がコロナ前の2019年と比べて、およそ3割減ったといいます。

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名刺の製造販売をする会社では──。

名刺製造販売会社 事業部長
「コロナになって、昨年から今年にかけて(受注数が)2割マイナスになった」

コロナ禍で影響を受ける紙の名刺。ある調査によりますと、「名刺は紙であるべき?」という質問にコロナ禍前は70%以上の人が「そう思う」、「ややそう思う」と答えていましたが、コロナ禍では半数ほどに減少。一方、「そう思わない」などと答えた人は倍以上に増えています。

そうした中、新たな動きも出ています。この会社は今年2月、オンラインで名刺交換ができるアプリを開発。オンライン名刺のメリットは──。

名刺製造販売会社 事業部長
「たとえば住所が変わったら、(オンラインで)自分の名刺を一つ変えるだけで、1000人分に渡した名刺の内容が最新版に変わるのが一番のメリット」

導入する企業が増えているという“オンライン名刺”。それでも、感染状況が落ち着いてきた今──。

名刺製造販売会社 事業部長
「テレワークもしながら会社にも行く。デジタル名刺と紙の名刺両方を検討する企業が増えていると思う」

名刺とオンライン商談調査でも、今後、紙とオンラインの名刺を併用したいと答えた人が最多になりました。これが、名刺の新しい形になるのでしょうか?

(11月24日放送『news zero』より)