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鉄腕・上野由岐子2戦で138球 圧巻優勝

2021年11月21日 21:54
鉄腕・上野由岐子2戦で138球 圧巻優勝

◇ソフトボール全日本総合女子選手権(21日、栃木・大田原市)

今シーズン最後の大会でも、日本のエース、ビックカメラの上野由岐子投手が鉄腕ぶりを発揮しました。

午前中に行われたデンソーとの準決勝。初回、2死満塁のピンチからマウンドに上がった上野投手。内野安打の間に1点を失いますが、その後はデンソー打線を1安打に抑える好投を見せます。味方の援護もあり逆転に成功したビックカメラが4-1で勝利し、決勝進出を決めました。

準決勝から約50分後に行われた豊田自動織機との決勝戦。2点リードの4回途中からマウンドに上がった上野投手は、2死1、2塁の危機を空振り三振で切り抜けます。その後5回から7回まで全て三者凡退、10人の打者を相手に被安打0、4奪三振。一人の出塁も許さない圧巻の投球でチームを3年ぶりの優勝に導きました。

2試合合計で138球を投げ込んだ上野投手。短い試合間隔での連投にも「疲れはなかった。体も冷えずに済むし、むしろ試合間隔は短くて良かった」と語りました。

今シーズンの戦いを終え「五輪もあり、国内タイトルもとることができた濃い1年。五輪前はコロナで賛否両論がありましたが、それでもスポーツを通してたくさんの方が元気づけられたと思うし、スポーツの力を改めて感じられる1年だったと思います」と2021年を振り返りました。