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【1か月予報】北暖西冷の晩秋から初冬へ

2021年11月19日 4:36
【1か月予報】北暖西冷の晩秋から初冬へ

北日本では平年より気温の高い状態が続くでしょう。一方で、西日本や沖縄・奄美で、平年より気温が低く、空気の冷たい晩秋から寒い初冬となりそうです。


●北日本(東北・北海道)

北日本では、平年より気温の高い状態が続いていて、札幌、函館、盛岡の「初氷」は統計史上最も遅い時期に観測されました。この先、一時的に気温が低下しても、厳しい寒さが長続きすることはないでしょう。

特に北海道では、11月末に気温が平年よりかなり高くなるとみられます。例年より晴れる日が少なく、降水量は多くなる傾向ですが、気温が高いために、日本海側の雪の降る量は例年より少なくなる可能性があります。


●東日本(関東甲信・北陸・東海)

東日本では、11月22日頃にかけて平年より気温が高めとなる見込みですが、23日から27日頃にかけては平年より気温が低くなる地域がありそうです。11月末から12月中頃にかけては、平年並みか平年より寒くなる可能性があります。

太平洋側では晴れる日が多く、降水量は少ない傾向です。日本海側ではくもりや雨の日が多く、降水量が多くなる傾向ですが、降雪量は平年並みでしょう。


●西日本(近畿・中国・四国・九州)

西日本では、11月22日頃にかけて平年より気温が高めとなりますが、23日から26日頃にかけては平年より気温が低くなるでしょう。11月末から12月半ばにかけては、平年より寒くなる可能性が高いでしょう。

太平洋側では晴れる日が多い見込みですが、日本海側は日照時間が少なめとなりそうで、山陰や近畿北部は雨や雪の降る量が多くなる傾向があります。


●沖縄・奄美

沖縄・奄美では、この先、12月中頃にかけて低温傾向が続くでしょう。日照時間は平年より少ない見込みです。雨の降る量も平年より少なくなる傾向です。


●1か月予報(11月20日から12月19日の最大確率)

《気温の予想》
北日本   :平年より高い確率70%
東日本   :平年より低い確率40%
西日本   :平年より低い確率50%
沖縄・奄美 :平年より低い確率60%

《降水量の予想》
北日本:平年より多い確率40%
東日本(日本海側) :平年より多い確率40%
東日本(太平洋側) :平年より少ない確率40%
西日本(日本海側) :平年より多い確率40%
西日本(太平洋側) :平年より少ない確率40%
沖縄・奄美     :平年より少ない確率40%

《日照時間の予想》
北日本:平年より少ない確率40%
東日本(日本海側) :平年より少ない確率40%
東日本(太平洋側) :平年より多い確率40%
西日本(日本海側) :平年より少ない確率40%
西日本(太平洋側) :平年より多い確率40%
沖縄・奄美     :平年より少ない確率40%

《降雪量の予想》
北日本(日本海側) :平年より少ない確率40%
東日本(日本海側) :平年並みの確率40%