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中国共産党歴史決議 天安門事件は「動乱」

2021年11月17日 1:33

中国共産党は16日、党の歴史を総括する「歴史決議」の全文を公表しました。決議では1989年の天安門事件を「動乱」と位置づけ、軍による弾圧を正当化しました。

今月11日に採択された「歴史決議」は、今年創立100周年を迎えた共産党の歴史を振り返るとともに、過去の出来事への評価を示しています。

16日に発表された決議文では、天安門事件について「党は動乱に対抗し、国家や政権、人々の利益を守った」として、民主化運動の武力弾圧を従来通り正当化しています。

また、決議文は約3万6000字で構成されていますが、このうち、半分以上が現指導者・習近平国家主席の業績などの紹介にあてられています。

さらに、党の今後の目標に向けても、習主席の下で「団結」するよう呼びかけており、慣例では来年任期を迎えるはずだった習主席の続投を正当化する狙いもあるとみられます。