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おせち料理に“代替肉” 健康志向で注目

2021年11月16日 19:42
おせち料理に“代替肉” 健康志向で注目

今年も残すところ1か月半です。おせち料理でも大豆ミートなどの代替肉を使った商品が続々と登場しています。コロナ禍で健康志向の人が増えたためとみられていますが、牛肉と比べて代替肉は、価格が安定していて、保存がきくことも理由のようです。




今年も残すところ、約一月半。年の瀬が近づく中、横浜市にある横浜高島屋で売っていたのは和、洋、中の色鮮やかなおせちです。

お客さん「3年ぶりに親族一同集まって」
「今回は(例年より)豪華なものにしようかな」

華やかなおせちのサンプルが、ずらっと並ぶ中、今年注目されていたのが――

横浜高島屋 おせち担当・猿田文彦副部長
「すべての料理が、代替肉を使用したおせち料理でございます」

横浜の中華街にある中国料理店と開発した代替肉の中華おせちです。

鶏肉風の大豆ミートにレモンソースを絡めた一品や、牛バラ肉風の大豆ミートを黒こしょうで炒めた一品など6種類の料理を味わうことができます。

味付けや盛り付けを工夫することで、見た目だけでなく、味も食感もお肉そっくりに再現したということです。

横浜高島屋 おせち担当・猿田文彦副部長
「(コロナ禍での)健康志向の高まりを受けまして、新しいおせち料理を開発しようと」

ヘルシーで罪悪感なく食べられるとあって、発売してから問い合わせが多く来ているといいます。




焼き肉やハンバーガーだけでなく、今や、おせちにも使われるほど高い注目されている大豆ミート。

都内にあるスーパー「信濃屋 代田食品館」では――

信濃屋食品・鈴木誠さん
「最近は非常に味もおいしくなったということで、生のお肉の切り替えに、代替品としても購入する方も非常に多くなってきています」

消費者ニーズや認知度も高まり、品切れになることもよくあるといいます。

それほど人気になるのには、他にも理由がありました。

信濃屋食品・鈴木誠さん
「今、生のお肉、非常に相場が高くなってきております。大豆ミートは価格が比較的安定しているということで、お客さんとしては非常に使いやすいという声もよく聞きますね」

餌代や流通コストなどで取引価格が変動しやすい牛肉などに比べ、大豆ミートはコストが抑えられるため、価格が変動しにくいといいます。

さらに生の肉と違い、乾燥させているため、長期保存ができるメリットもある大豆ミート。

国内の市場規模は、来年度で25億円になるとみられていて、2025年度には、40億円にのぼると見込まれています。




急激に広がりを見せる一方で、街の人からは、「やってみたいけど、味付けとかも分からないですし、子供も食べてくれるか。買って食べなかったら嫌だなというのはあって」など、どのように調理すればよいか分からないという声が聞かれました。

そこで、大豆ミートを使ったレシピ100種類以上を掲載している「クラシル」に調理のポイントを教わりました。

今回作ってもらうのは、大豆ミートを使ったミートソースパスタです。まず、乾燥した大豆ミートをお湯に浸すことが調理ポイントだといいます。

クラシル シェフ・脇坂麻友美さん
「水よりもお湯の方が戻るのが早いので、そちら使っていただくと時短になると思います。ニンニクのようなしっかりとやみつき感のある食材、合わせることで、よりおいしく召し上がりいただけます」

大豆特有の香りがするという大豆ミート。ニンニクなどの香りが強いものでしっかりと味付けすることで、においが和らぐといいます。

ひと手間加えるだけで健康的でおいしく食べられる大豆ミートを使った料理。レシピの検索数やレシピの数もここ最近、急増しているということです。