ＮＨＫ杯で日本歴代最高得点をマークして６位に入ったアイスダンスの村元哉中・高橋大輔組が１４日、大会から一夜明けてオンライン取材に応じました。

ＮＨＫ杯の結果で北京五輪出場へ一歩前進した村元・高橋組は結成２シーズン目。今大会が初めて国際的に評価される試合でした。高橋選手は、「演技としても全体的に大きなミスなく、自分たちとしても予想していた以上の評価をいただけた。一つ自信になった」と語りました。

村元選手も「自分たちが『何が足りないのか』が分かった試合。収穫の多い試合になりました」と振り返りました。

そして大舞台での２人の堂々とした演技を見守ったのがマリーナ・ズエワコーチでした。大会に向け、マリーナコーチが２人にこんなアドバイスを送っていたと明かしました。「貴重な今のこの時間・瞬間を楽しみなさい。お客さんはあなたのスケートが見たくて楽しみに応援してくれている。『うまくやらなきゃ』ではなく、『どうやって楽しんでもらえるか』を考えなさい」これらの言葉を受けて送り出された２人は、ＮＨＫ杯で目いっぱい氷上で踊り続けました。

高橋選手は、「僕たち自身も緊張感は高かったんですけど、楽しむことを一番に演技することができたので、うまくいったのかなと思っています」とマリーナコーチの助言が好成績につながったと語りました。

村元・高橋組は、現地時間１８日から開催されるポーランドで行われるワルシャワカップ２０２１に出場予定です。