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田中碧 自身を厳しく評価も成長誓う

2021年11月14日 3:09
田中碧 自身を厳しく評価も成長誓う

サッカーのFIFAワールドカップアジア最終予選のオマーン戦に臨む、日本代表・田中碧選手が13日、オンラインでの取材に応じました。

11日に行われたベトナム戦では、オーストラリア戦に続いて先発し、日本代表の連続勝利に貢献した田中選手。しかし「ベトナム戦もオーストラリア戦も満足のいくプレーが何一つできていない」と自身のプレーを厳しく振り返りました。

早い時間に1点を先制しながら追加点が奪えなかった“格下”ベトナム戦については、「自分たちがボールを握れていて、敵陣地で押し込める試合状況の中で、自分がどこでプレーした方がいいのかというのを探りながらプレーしてた結果、ああいう形になってしまったのかな」と反省。「ゴールやアシストのクオリティーは、他の選手に比べると明らかに落ちるというのは自分では分かっている」としつつも、「そこはもっと自分の中で求めていかないといけないし、新たな自分のプレースタイルや可能性が増える良い機会ではある」とさらなる成長を誓いました。

そして自身が先発したオーストラリア戦・ベトナム戦で連勝を飾ったことについては、「自分が出ている試合で勝ち続けていることは、少しは貢献できているのかなという感覚はあります」と語りました。

また、代表でセットプレーのキッカーを任されている田中選手は、セットプレーからの得点不足を問われると、「(自分は)セットプレーをずっと蹴ってきた選手ではないので、何が良いボールか、何が悪いのかと試行錯誤している最中。チャンスになっていないのは事実で責任を感じますし、自分のクオリティーの低さだと思っている」と課題を口にしながらも「チャンスにできるように努力しなければいけないですし、同時にカウンターの怖さがあるのでそこを避けながらクオリティーのあるボールを蹴れれば良いのかなと思います。練習します」と田中選手らしい貪欲な姿勢を見せました。

ホームで敗れたオマーン戦へのリベンジに向け、田中選手の活躍に期待が高まります。

■写真:ロイター/アフロ