各国溝埋まらず難しい調整続く COP26
気候変動問題を話し合う国連の会議「COP26」は12日、最終日を迎えますが、焦点となっている温室効果ガスを実質ゼロにする時期などをめぐって、各国の溝が埋まらないなど難しい調整が続いています。
COP26・シャルマ議長「私たちはまだ合意に達していません。決めるべきことは山積みです」
焦点の一つとなっている温室効果ガス排出を実質ゼロとする時期をめぐり、11日、中国やインドなど22か国は、先進国と同様のルールに縛られることを不満として、合意文書に記載しないよう議長国のイギリスに要請しました。
また、途上国に対する財政支援の規模をめぐっても議論は収束していません。
交渉は夜通し続く可能性もあり、議長国イギリスは、最終日となる現地時間の12日朝までに合意文書の草案を各国に提示したいとしています。