ビッグバードが“接種”アピールで… 米
子供のワクチン接種を巡り、アメリカで論争が起きています。事の発端は、セサミストリートの人気キャラクター、ビッグバードです。
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世界最多の4600万人以上が感染したアメリカ。(感染者 4679万2081人 死者 75万9060人 米ジョンズ・ホプキンス大 11日午後5時時点)
今、子供のワクチン接種を巡り、ある論争が起きています。渦中にいるのは 身長およそ2.5メートルの“6歳児”、セサミストリートの人気キャラクター、ビッグバードです。
事の発端は11月6日。ビッグバードがツイッターで、「きょうワクチンを打ったよ!羽が少し痛いけど、免疫がついて自分や周りの人の健康が守られるんだ」と明かすと、28万件を超える「いいね」が寄せられました。
バイデン大統領も、「やったね、ビッグバード」とツイート、ビッグバードのワクチン接種を称賛しました。
しかし、野党・共和党のテッド・クルーズ上院議員は、「政府のプロパガンダ(政治的宣伝)だ」とツイート。
5歳から11歳へのワクチン接種が推奨されている一方、子供への接種に批判的な意見もあるアメリカ。“6歳”のビッグバードのツイートに対し、子供への接種をすすめるための“政府の宣伝行為”だと反発が起きるなど、議論になっているのです。
論争はマスクの着用を巡っても起きています。テキサス州では、共和党の知事が、学校でのマスク着用義務化を禁止する命令を出していましたが、連邦地裁は10日、この命令を違法と判断し、差し止めを命じました。
一方、アメリカでは各地で制限が解除され、モノやサービスの需要が急拡大しています。そこで問題になっているのが、物価の高騰です。
キッチンカーの店員
「全てのモノの値段が上がっています。ほぼ倍です」
10月の消費者物価指数は、およそ31年ぶりの高い伸びとなりました。