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病床3割増など…岸田政権コロナ対策全体像

2021年11月10日 17:41
病床3割増など…岸田政権コロナ対策全体像

岸田政権として初めてとなるコロナ対策の全体像が日本テレビの取材でわかりました。

政府が12日に示すコロナ対策の強化策は、感染が「第6波」でこの夏の「2倍」になった場合に備えて、コロナ病床の確保を3割増やし、全体として3万6000人が入院できる態勢を11月末までに整備します。

また、軽症の感染者が宿泊療養できる施設もこの夏より25%増やし、1万2000室増を確保します。家庭で療養する感染者に対しては遅くても翌日までに保健所などから連絡がとれる態勢にします。

使われてないのに補助金だけを受け取る、いわゆる「幽霊病床」を防ぐために、医療機関には確保した病床の「8割以上」の使用率を求め、どの程度使われているのか、状況がホームページなどでわかるよう「見える化」します。

ワクチン接種は3回目の接種を12月に始め、18歳以上の希望する全員に行います。12歳未満の子どもにも、ワクチンの承認の後、接種を始めます。

また、飲むタイプの薬は年内の実用化を目指します。薬が承認された後、すみやかに60万回分、その後、さらに100万回分を確保し、万全の医療態勢をとるとしています。