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米司法省、ロシア系ハッカー集団の2人起訴

2021年11月9日 10:52

アメリカ司法省は8日、身代金要求型のサイバー攻撃を行うロシア系のハッカー集団「レビル」のハッカー2人を起訴するとともに、約7億円相当の「身代金」を取り戻したと発表しました。

司法省の発表によりますと、起訴されたのは、ロシア系のハッカー集団「レビル」に所属するウクライナ国籍とロシア国籍のハッカーです。

このうちウクライナ国籍のハッカーは、今年7月のアメリカIT大手「カセヤ」への身代金要求型のサイバー攻撃に関与した罪に問われています。

また、司法省は、ロシア国籍のハッカーが行ったサイバー攻撃の「身代金」のうち、610万ドル(=約7億円相当)の暗号資産を取り戻したことも明らかにしました。

バイデン大統領は声明で、「プーチン大統領と会談した際、アメリカはサイバー犯罪を行う者に責任を取らせると明言した。それを今日、実行した」と強調しています。

アメリカ財務省も、身代金要求型のサイバー攻撃に関わる暗号資産の取引所などに制裁を科しています。