サッカー・スペイン１部リーグ、バルセロナの新監督に就任したシャビ・エルナンデス氏が現地時間８日、本拠地カンプノウでの就任イベントに出席しました。

シャビ新監督の姿を一目見ようとスタジアムには９４２２人のファンが駆けつけ、契約が交わされると、大きな声援が送られました。

イベント後、記者会見を行ったシャビ新監督は「サポーターの温かさに感動している。家に戻ってきて、すごくワクワクしている。クラブの状況は厳しいが、僕はバルサの人間として、やる気、期待感、情熱、野心に満ちている。今日、感じたあの期待感や情熱に鳥肌が立ったよ。彼ら（サポーター）を前にその期待を裏切ることはできない」と６年ぶりの古巣復帰に喜びを語りました。

「僕の最初の目標は、個人レベル、チームレベル、プロレベルで彼らを助けることにある。厳しくするという問題じゃない。若いジェネレーションの選手達が良いパフォーマンスを出せるよう、助けなければならない。僕らはバルサにいる。毎試合最高でなければならない。各試合がファイナルのテストだ。彼らは素晴らしい選手だが、若い。助けてあげなければならない」と指導法についても言及。

現役時代、２００８年からの４シーズンを選手と監督という立場でともに戦ったグアルディオラ監督（現マンチェスター・シティ）と比較されることについては「グアルディオラと僕を比較するのは、それだけで一つの成功だ。僕にとっては現在、最高の監督だからだ。今すぐに比較されるのは僕にとってよくないが、僕は世界一のクラブにいるんだ。プレッシャーレベルなど、自分への要求度が高くなければならない。結果がそれを語るだろう」と話しました。

シャビ新監督は９日から練習に参加し、２０日にホームで行われるエスパニョールとのダービーマッチで新監督としての初陣を迎える予定です。


写真：アフロ