×

東芝、事業ごとに3社分割検討 上場目指す

2021年11月9日 10:16
東芝、事業ごとに3社分割検討 上場目指す

東芝が3つの主要事業ごとに会社を分割し、それぞれを上場させる方向で検討していることがわかりました。

検討案では、発電などの「インフラ」、ハードディスクドライブなどの「デバイス」、「半導体」の3つの主要事業ごとに分社化し、数年後をメドにそれぞれ上場を目指します。大企業を分割してそれぞれを上場させるのは日本で初めての事例となります。

総合電機メーカーの東芝には、半導体など短期間で結果が求められる事業と、長期の投資が必要な事業があり、それぞれを分割することで、株主や投資家が企業価値を見極めやすくなるとの判断です。

12日に発表する中期経営計画に盛り込む方向で調整していますが、東芝はいわゆる「もの言う株主」を多数抱えているため、賛同を得られるかは不透明です。