若者を勇気づける楽曲が人気の3人組ロックバンド“ハンブレッダーズ”が、8日に放送された日本テレビ系情報番組『ZIP!』に出演。ショウビズ界のキラリと光る原石を紹介する『ハックツ!』コーナーに登場し、インタビュー取材では10代の心をつかんで離さない注目バンドとして、結成当時のエピソードや楽曲へ込めた思いを語りました。


■今年だけでタイアップ5本 “さえない青春ロック”で注目

去年、メジャーデビューしたばかりの“ハンブレッダーズ”。ボーカルのムツムロアキラさん(27)、ドラムの木島さん(27)、ベースのでらしさん(27)による3人組のロックバンドです。誕生のきっかけは12年前、ボーカルのムツムロさんとドラムの木島さんが高校の文化祭に出演するためバンドを結成。当時を振り返りムツムロさんは「クラスの中では、中心にいなかった」とあまり目立たない存在だったといいます。

さえない高校時代とはうってかわって、彼らの楽曲は“さえない青春ロック”として注目され、今年だけでタイアップ5本。アニメの主題歌やCMソングなどに楽曲が次々と起用されています。楽曲作りについてムツムロさんは「17歳の自分に向けて(歌詞を)書いているんで、何かに挫折しそうになったり、何かを始めようと思ったときのBGMになりたいなという気持ちが強い」と“17歳の自分”の背中を押すような曲作りを大切にしているといいます。

さえない過去もあえてポップなメロディーで歌い上げる“ハンブレッダーズ”についてファンは「引っ込み思案な私にも、存在を否定しないで認めてくれる歌詞が多くて好き」「(聴くと)頑張れる勇気をくれる存在」とコメントしています。

そんなファンの心をつかむ歌詞についてムツムロさんは「ロックバンドだけどヒップホップ寄りの歌詞を書く。ヒップホップはリアル・現実を歌って、ロックは夢・幻想を歌う。どっちも入り交じった音楽をやりたいなと思っていて」とヒップホップも参考にしていることを明かしました。

最後にスタッフから「人気ぶりをいま実感することはありますか?」と聞かれると、ムツムロさんは「この間クラスで一番ギャルっぽかった子から“ハンブレッダーズ聴いてます”みたいなLINEがきた」と、学生時代の知人からコメントが届いたと明かしました。すると木島さんは「いや、でもそのLINE、僕には来なかったんですよ」と少しさみしそうに語りました。


画像:去年メジャーデビューした3人組ロックバンド“ハンブレッダーズ”
(左から)木島さん、ムツムロアキラさん、でらしさん