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バイデン氏 大型歳出法案成立に向け説得を

2021年11月3日 13:02

アメリカのバイデン大統領は2日、気候変動対策などを盛り込んだ大型歳出法案に、民主党の有力議員が不支持を表明したことについて、最終的には「賛成してくれるだろう」と述べ、成立に向け、粘り強く説得を続ける考えを示しました。

気候変動対策や子育て支援を盛り込んだ大型歳出法案をめぐっては、民主党内で規模の縮小を求める穏健派の意見も踏まえ、バイデン大統領が当初から半減となる1兆7500億ドル、日本円でおよそ200兆円規模に大幅に譲歩した枠組みを今回のヨーロッパ訪問前に発表していました。

しかし、民主党の穏健派、マンチン上院議員が1日、不支持を表明し、法案は一転、成立が不透明な状況となっています。

バイデン大統領「やりとりを話すつもりはないが、彼はこの提案に賛成してくれるだろう」

法案成立には、議会上院で過半数の賛成が必要で、民主党内で1人でも反対すれば成立は困難な状況ですが、バイデン大統領は、ヨーロッパ訪問から帰国後も粘り強く説得を続ける考えを示しました。