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香港民主活動家、日本の低投票率に“警鐘”

2021年10月31日 13:14

香港の民主化を求め活動する男性がいます。かつて政治への関心が低く、自由を守れなかった香港と投票率の低い日本は似ていると警鐘を鳴らしています。


■民主化を求め活動する香港出身者たち

今月、東京の中国大使館の前では、中国の人権問題などに抗議するデモが行なわれました。参加していたのが、日本に暮らす香港出身者らの団体「Stand with HK@JPN」です。香港の民主化を求め、街頭集会などを開いてきました。

中心メンバーの李イ棠さん(28)は、日本で働きながら活動しています。(※イは王偏に韋)

李さん「これは香港のデモでよく使われている旗ですね」

自宅には旗やマスクなど“活動グッズ”が並んでいます。


■“国家分裂を扇動する一人”として名指しされた

反政府的な動きを取り締まる「国家安全維持法」が施行された去年以降、民主化要求デモが激減した香港。選挙制度の変更で民主派が排除されるなど、現地の民主化運動が困難になり、海外での活動にも暗い影を落としています。

李さんが取り出したのは、中国政府に近い香港紙。“国家分裂を扇動する一人”として、李さんが名指しされていました。

李さん「これが初めてきたときはゾクっときましたね」

「ふるさとへ二度と戻れないかも」との不安がある一方で、だからこそ状況を変えたいと話します。


■香港の自由が失われた背景には無関心も「日本は同じ過ち繰り返さないで」

自身を含め、もともと香港の人々は政治への関心が低かったと話す李さん。香港の自由が失われたのは、そうした無関心も背景にあり、投票率が低い日本も状況は似ていると考えています。

李さん「日本はぜひ(香港と)同じ過ちを繰り返さないよう注意して、政治への関心を強めて(ほしい)。自分の一票はちゃんと意味はあると思う。まずはそれをうまく使ってほしい」