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米英仏独 イランに誠実な“核”対応求める

2021年10月31日 7:17

アメリカ、イギリス、フランス、ドイツの4か国は30日、イランに対し核開発の問題を最優先の緊急課題として誠実に対応するよう求めるなどとする共同声明を発表しました。

アメリカのバイデン大統領は30日、G20サミットが開かれているイタリア・ローマでイギリス、フランス、ドイツの首脳と会談しました。

その後発表された共同声明では、イランの継続的な核開発は「核合意への復帰の可能性を危うくする」とした上で、「誠実な対応が危険なエスカレートを避ける唯一の確かな方法だ」と警告しています。

イランで8月にライシ政権が発足して以降、EU(=ヨーロッパ連合)などの仲介によるアメリカとイランの間接交渉は中断しています。ライシ政権に対してウラン濃縮などの核合意違反を止め、合意立て直しに向けた交渉を再開するよう求めた形です。