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米仏首脳会談 潜水艦問題…米大統領が釈明

2021年10月30日 6:31

アメリカのバイデン大統領とフランスのマクロン大統領が29日、会談しました。対面での会談は原子力潜水艦の開発計画を巡り両国関係が悪化してから初めてで、バイデン大統領は、根回しが不十分だったことを釈明しました。

会談は、G20サミットが開かれるイタリアのローマで行われました。アメリカがオーストラリアへの原子力潜水艦の技術供与を決めたことで、オーストラリアとの共同開発計画が破棄されたフランスが猛反発し関係が悪化するなか、バイデン大統領は根回しが不十分だったと認めました。

バイデン大統領「何が起きたか英語で表現するなら『不器用だった』ということだ。品位を欠いていた」

マクロン大統領「本当に重要なことは今後数週間、数か月、数年間、我々がともに何をしていくかだ」

バイデン大統領が、「フランスは極めて重要なパートナーだ。価値観を共有している」と関係の修復を呼びかけると、マクロン大統領は、「今後このような状況が起こらないことを確認するのが重要だ」と応じました。