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沖縄県国頭村の漁港 軽石の撤去作業に着手

2021年10月29日 11:48
沖縄県国頭村の漁港 軽石の撤去作業に着手

小笠原諸島の海底火山から噴き出した軽石が、各地に漂着している問題で、沖縄県は29日、北部の国頭村の漁港にたまった軽石の撤去作業に着手しました。

国頭村の辺土名漁港では、29日午前10時すぎ、ショベルカーが海面を覆う軽石をすくい上げる作業を始めました。作業は漁港の災害復旧に関する国の補助金の活用を見込んで、沖縄県が民間業者に発注したものです。

県は、辺土名漁港での撤去作業を数週間で終え、その後、同じ国頭村内にある安田漁港の軽石撤去に取りかかる方針ですが、県内では12の漁港と7つの港で軽石の漂着が確認されていて、全量撤去には時間がかかりそうです。

県はまた、川や海岸に漂着した軽石についても、国の補助金を活用した撤去ができないか、調整を進めています。