大阪、兵庫を中心に展開する「関西スーパー」の臨時株主総会が行われ、「エイチ・ツー・オーリテイリング」との経営統合の賛否を問う議案について、賛成票がわずかに上回り可決されました。

２９日午前１０時から始まった関西スーパーの株主総会では、株主からエイチ・ツー・オーとの統合に反対する声や質問が相次ぎ、一時、紛糾する場面も見られました。採決の結果、可決に必要な３分の２をわずかに上回る６６．６８％の賛成を得て可決しました。

関西スーパー・福谷耕治社長「反対票を投じられた株主様についても、引き続き株主として支援いただけますようお願い申し上げます」

関西スーパーの経営権を巡っては、首都圏を中心に展開するオーケーが、経営統合案が否決された場合、買収の意向を示していました。今回の結果を受けて、オーケーの二宮社長は「悔しいが受け入れたい。今まで以上に関西市場に興味を持った。戦略を練り直したい」と話しました。