自民党の麻生副総裁が「地球温暖化により北海道の米がうまくなった」などと発言したことについて、岸田総理大臣は「適切ではなかった。申し訳ないと思う」と陳謝しました。

麻生副総裁は今月２５日、北海道で演説した際、「昔、北海道の米はやっかいどう米と言われるほど売れなかった。しかし、今はうまい米を作るようになった。農家のおかげか、違う。温暖化にもいい事がある」などと発言しました。

これについて岸田総理大臣は２６日夜、ＢＳフジの番組で「お米は関係者の努力によっておいしくなっている」「麻生氏の発言は適切ではなかった。申し訳ないと思う」と陳謝しました。

麻生氏の発言に対しては、北海道農民連盟が「生産者の努力と技術を蔑ろにするような発言は断じて許されない。強く抗議する」との委員長談話を出しています。