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「過労自殺」半数が直前6日以内に精神疾患

2021年10月26日 13:54
「過労自殺」半数が直前6日以内に精神疾患

厚生労働省による調査で、「過労自殺」と労災認定された人のうち、約半数の人が直前の6日以内に、うつ病などの精神疾患を発症していたことがわかりました。

政府が閣議決定した「過労死等防止対策白書」では、2012年4月から2018年3月までに労災認定された自殺事案について調査しました。このうち、うつ病などの精神疾患を発症してから自殺するまでの日数が「6日以下」だった事案が47.3パーセントにのぼることがわかりました。

また、医療機関への「受診歴なし」が64.0パーセントで、特に「極度の長時間労働」と認定された人のうち「受診歴なし」は、76.1パーセントにのぼったということです。

厚労省は、「実際に発病してからでは間に合わないので、事業者は、日頃からのストレスチェックや、相談しやすい体制作りに取り組んでほしい」と呼びかけています。