静岡補選で敗北 自民党内に大きな衝撃
静岡選挙区の補欠選挙で自民党の候補が敗れたことに、自民党内には大きな衝撃が広がっています。
自民党・遠藤選対委員長「今度の結果をしっかりととらえて、来週日曜日に投票される衆議院選挙、(岸田)総裁を中心にして、一致団結して戦い抜こう」
今回の補欠選挙は、岸田内閣にとって初めての国政選挙だっただけに、自民党の閣僚経験者は「岸田総理が2回も応援に入って負けたのは傷を深くした」と述べました。
また、別の閣僚経験者は「これで衆院選に向け野党に勢いが出てしまう」と危機感を示しました。
一方、立憲民主党の平野選対委員長は、「連合や国民民主党と連携して戦ったことが勝利へと結びついた。衆院選においても力を合わせていきたい」とのコメントを出しました。
立憲民主党の幹部は、「無党派層が動いたのだろう。これで野党の方が勢いづく」と指摘しました。
今月31日に投開票が行われる衆議院選挙でも、多くの選挙区で与野党が激しく争っており、与党としては戦略の見直しが迫られそうです。