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49歳葛西 135m超ジャンプで好感触

2021年10月23日 18:12
49歳葛西 135m超ジャンプで好感触

◆ノルディックスキー・ジャンプ 第100回全日本スキー選手権ラージヒル兼 第63回NHK杯
(24日 札幌・大倉山ジャンプ競技場:ヒルサイズ137m K点123m)

スキージャンプの全日本選手権ラージヒルを控えた23日、葛西紀明選手(49)が公式練習と予選に臨みました。

史上最多となる9大会連続の冬季五輪出場を目指す葛西選手。この大会で優勝すれば北京五輪への代表入りに近づく大一番となる中、公式練習ではヒルサイズの137mに迫る135.5mのジャンプを見せ「練習で力が抜ける。あ~気持ちいい~!」とリラックスした表情を見せました。

その後行われた予選では、117.5mをマークし、19位で予選を通過。大事な一戦に向けて「大ジャンプをして表彰台を狙いたいと思います」と意気込みました。

▽以下、葛西選手のコメント

──公式練習1本目で135.5m。久々に葛西選手らしいジャンプでしたが?

ノーマルヒルの公式練習1本目も、きょうもいいジャンプができました。これができればいい戦いができると思っています。

──良かったポイントは?

あまり力が入ってない。久しぶりのラージヒルということで、イメージもすごくついていて、いいジャンプでいけるという感じ。

──点数をつけるなら?

80点くらい。残りの20点は、まだテイクオフでスムーズな感じが見られなかった。もう少しスムーズにつながっていけば、スムーズにテイクオフできて、もう50mくらい伸びるんじゃないですかね(笑)。

──予選の内容は?

力の入り具合は公式練習と変わらないと思ったんですけど。久しぶりにいいジャンプをすると、緊張してくる。「これはいけるんじゃないか」と力が入って、何十年も世界で戦ってきているのに緊張に負けるという(笑)。

久々のいいジャンプで緊張するのもいいですし、緊張感の中で自分のジャンプが出てくれば確率も上がってくるので、いいジャンプが増えてくれば。

──大倉山での大事な一戦へ意気込みは?

秋は風の影響があって、当たり外れの多い試合になるんですけど、風を味方につけて、大ジャンプをして表彰台を狙いたいと思います。

※写真は21日のもの