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「マイナ保険証」1枚で便利に…普及に課題

2021年10月21日 9:27
「マイナ保険証」1枚で便利に…普及に課題
マイナンバーカードを健康保険証として使える「マイナ保険証」の本格運用が20日、始まりました。医師らが患者の情報を共有でき、複数の診察券が不要になるなどメリットがあります。一方、使える医療機関などが限られ、普及率も低いなど、課題もあります。

■保険証など3つが「1枚」で

有働由美子キャスター
「20日から取り組みが本格的に始まった『マイナ保険証』は、マイナンバーカードを保険証としても使えるものです。どのようなものでしょうか?」

小栗泉・日本テレビ解説委員
「これまで、病気やけがなどで医師にかかる時は、健康保険証や診察券が必要で、お薬手帳を持っていく方も多かったと思いますが、これからはこの3つがマイナンバーカード1枚で全部済むようになります」

有働キャスター
「便利ですよね」

小栗委員
「医療機関などの窓口にあるカードリーダーにマイナンバーカードを置くと、登録されている顔写真と照合して、本人確認がされます」

■過去の薬も…患者の情報を共有

小栗
「登録すると、健康保険証や過去の薬、健康診断(40歳以上)といった情報を医師や薬剤師が共有できるようになり、月に1度の保険証の確認が不要になります」

「例えば皮膚科や歯科など、医療機関によって診察券が違っていたと思いますが、マイナ保険証の1枚にまとめることもできます」

有働
「ありがたいと思いますが、辻さんはどうでしょうか?」

辻愛沙子・クリエイティブディレクター(「news zero」パートナー)
「診察券を忘れてしまうことは実際ありますし、今だと新型コロナウイルスの影響でいつもと違う病院にかかって、診察券がどんどん増えたという方も多いのかなと思うので、1枚にまとまったらとても便利ですね」

■マイナカードの普及「38.4%」

小栗
「ただ、マイナンバーカードの普及率は現在、全国で38.4%(10月1日時点)。さらに、そもそも実際にマイナ保険証を利用できる医療機関なども、まだ全体の約5%(10月20日時点)で、1万施設余りとみられています」

「厚生労働省としては、再来年の3月末までには、基本的に全ての医療機関などで利用できるようにしたいとしています」

有働
「5%…。もう少し多かったらなと思います」


「今は病院もコロナの対応に追われて、なかなか手が回らないということもあると思うので、その分、せめて導入した病院側にインセンティブをつけたり、そのサポートを増やしていくと、もう少し普及率も上がってカードを持つ人も増えるのではと思います」

有働
「やるならぜひ、徹底的にユーザー目線でやっていただきたいですし、なるべく早く全ての医療機関で使えるようになってほしいと思います」

(10月20日『news zero』より)