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瀬戸大也 最後は失格も…2日間で3冠

2021年10月17日 21:13
瀬戸大也 最後は失格も…2日間で3冠

◇第63回日本選手権(25m)水泳競技大会最終日(17日、東京辰巳国際水泳場)

前日(16日)に6レースを泳いで、2冠を達成している瀬戸大也選手はこの日、200m個人メドレーと200m平泳ぎに出場。200m個人メドレーでは前日の疲れも見せず、1分52秒93で優勝。その52分後に行われた200m平泳ぎでも渡辺一平選手や佐藤翔馬選手、武良竜也選手を抑え、トップでフィニッシュしました。

4冠達成と思われましたが、プールサイドに上がったところで場内に「泳法違反があったため失格となりました」と、瀬戸選手の失格を告げるアナウンスが。思わず苦笑いを見せた瀬戸選手。「ビックリしました」試合後にこう語ったものの、「(2日間)5種目で10レース。最後は後味悪い失格で終わったけど、10レースしっかりこなせたのでよかった」と評価しました。

3冠を達成したことについては「何冠とかは何でもいいかなと。レースでの刺激が自分には実になるので、試合でしっかりと頑張って鍛えたい」と話しました。

今後は10月21日にカタールで開幕するFINA(国際水泳連盟)主催のワールドカップに出場し、12月に延期された世界短水路選手権に出場予定。日本には帰国せず、ライバルでもあり、仲のいい友達でもある東京五輪の金メダリスト、チェイス・カリッシュ選手らとアメリカでトレーニングするということです。

瀬戸選手は、「ISL(国際水泳リーグ)に行って海外の水泳と練習のレベルの差を感じた。国内でやっているよりも他の所に行ったりしつつ、レースというか、生活を考えているところもある。年末までは海外に行くことが多いと思う。しっかりと自分の競技でレベルアップできるようにしたい」と語りました。