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リオ銅の競泳・小堀勇気(27)が現役引退

2021年10月14日 13:20
リオ銅の競泳・小堀勇気(27)が現役引退

ミズノは14日、小堀勇気選手(27)が現役を引退することを発表しました。引退後は所属先に籍を置き、水泳に関わる業務を担当する予定だということです。

小堀選手は2012年ロンドン、2016年リオと五輪に2度出場し、リオ大会では松田丈志さん、萩野公介選手、江原騎士選手と臨んだ男子800mリレーで銅メダルを獲得。しかし、今年の東京五輪は代表入りを逃していました。


以下、小堀選手のコメント(原文ママ)

私、小堀勇気は、本日をもちまして、24年間続けてきた競技生活に区切りをつけることにしました。僕の水泳の原点は小学生です。競技会に出始めた小学3年生の頃、レースで緊張しすぎて過呼吸になり、途中棄権してしまった記憶が何度もあります。『途中棄権なんて格好悪いし恥ずかしいな』そう思いながらも次の練習には何事もなかったように向かいました。小学生の頃にこんな経験を何度もしながらも、ただひたすらに水泳と向き合ってこられたのは、“速くなりたい”このシンプルな気持ちがあったからだと思います。その気持ちがありながらも、水に入ってからの24年間は楽しいことよりも苦しいことの方がはるかに多かったです。そんなに苦しいことがありながらもここまで競技を続けてこられたのは、皆様に支えて頂いたからです。勝負に勝つことやタイムを出すこと、自分の可能性にチャレンジすることなど、水泳で得られるいろいろな楽しみを、皆様から教えていただきました。これから新たな道を進んでいくにあたり様々な壁にぶち当たると思います。ただそんな時こそ、水泳を続けて出会った沢山の人達が周りについて下さっていることを忘れずに、謙虚な心と、誠実な態度で、何事にも取り組んでいきます。
最後になりますが、今まで支えてくれた家族、指導して頂いた先生方、サポートや応援してくださった全ての方々に感謝申し上げます。ありがとうございました。そして未来あるスイマーの活躍を心より願っております

写真:長田洋平/アフロスポーツ
※写真は2016年リオ五輪