海中を漂う大量の「軽石」どこから?
鹿児島県の喜界島で、海に浮かんでいる大量の「軽石」が確認されました。
海の中を漂う大量の物体の正体は「軽石」です。海面を見上げると、大量の軽石が浮かんでいて海水は灰色に濁っています。この映像が撮影されたのは鹿児島県の喜界島です。
喜界島サンゴ礁科学研究所・鈴木倫太郎研究員「これだけ多くのものが1度に短時間で打ちあがっている状況は初めて確認しました」
今月10日頃までに確認されたという大量の軽石。実は遠くで起きた火山の噴火が原因となっているのです。
小笠原諸島の海底火山、福徳岡ノ場にできた新しい島。今年8月、大規模な噴火が発生し、島が形成されました。
気象庁によりますと、福徳岡ノ場の噴火で噴き出した軽石が、およそ1200キロ離れた喜界島まで流れ着いた可能性が高いということです。
非常にもろいため、喜界島に流れ着いた軽石は小さいものが目立ちます。
喜界島サンゴ礁科学研究所・鈴木倫太郎研究員「喜界島の東海岸およそ11キロの範囲に漂着が見られています。さらに打ち寄せる場所が増えてきている状況」